川崎のファジーカスが大仕事をやってのけ劇的勝利に貢献「決められて良かった」

ファジーカスは1試合平均27.6点を挙げ、得点ランクのトップを独走[写真]=B.LEAGUE

驚異の得点力で川崎ブレイブサンダースをけん引するニック ファジーカスがこの日も大仕事をやってのけた。

10月21日の富山グラウジーズ戦、72-72で迎えた残り4秒にフリースローを獲得すると、2本ともきっちり決めてチームは勝ち越し。川崎の連勝を7に伸ばすと同時に、暫定ながらB1リーグ中地区の単独首位へと導いた。

試合後、ファジーカスは「苦しい試合でしたけど、何とか勝つことができました」と安堵の表情を見せ、続けてフリースローのシーンを回想。「残り4秒だったので両方決めれば勝負が決まると思っていました。決められて良かったです」。最後に平日夜にも関わらず駆けつけてくれたブースターの存在の大きさを強調した。「ホームコートアドバンテージは大きい。皆さんの前でプレーできて楽しかったです」

ファジーカスはこの試合でも両チームトップの32得点をマーク。ここまで9試合を終えて1試合平均は27.6点に上り、同19点の2位につけるクリント チャップマン(新潟アルビレックスBB)以下を大きく引き離している。好調を持続する川崎において、チーム最大の得点源であり、ここ一番で勝負強さも発揮する背番号22は言うまでもなく不可欠な存在だ。

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