多彩なオフェンスパターンを見せる横浜、首位川崎を相手にホーム初白星なるか

前節の横浜ビー・コルセアーズは、開幕節で連敗したサンロッカーズ渋谷をアウェイで連破。相手が外国人1人を欠いていた弱みを突き、2戦ともペイントエリアの得点が40を超え、川村卓也も高確率のアウトサイドシュートで2試合計54得点。司令塔である山田謙治の負傷欠場を感じさせない、多彩なオフェンスパターンを披露した。

 

細谷将司は今やチームの得点源の1人にまで成長した感があり、ここにきてジェフリー・パーマーも調子を上げてきている。出航直後は荒波にさらされながらも5勝7敗まで盛り返してきた横浜が、まだたどり着いていないのがホームでの勝利。今度こそブースターを勝利の地へ送り届け、バイウィーク前の最後のカードで勝率5割到達といきたい。

 

相手は川崎ブレイブサンダース。連敗を喫した前回の対戦は、開幕して間もない第2節。まだチームプレーの構築に四苦八苦していた頃だ。川崎は辻直人が持ち前の得点力を発揮し始めているが、ベンチプレーヤーの得点力に改善の兆しが見られない。速攻を出されて失点する場面も目立ち、横浜としてはつけ入る隙がありそうだ。

 

横浜が勢いのままに川崎を飲みこめるか、今回の“神奈川ダービー”も見逃せない。

 

文=吉川哲彦

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