北海道は中断期間中に戦力を整理、A東京との対戦はインサイドがカギに

貝沼雄介をアマチュア契約で獲得し、8人で栃木ブレックス戦に臨んだレバンガ北海道だったが、その層の薄さを突かれる形で連敗。1戦目はインサイドの2人がファウルアウト、2戦目は第1クォーターに大量リードを奪いながらも、疲れが出た後半に一気にまくられてしまった。恵みのバイウィークでコンディションを整え、ここから巻き返しといきたい。

チームは中断期間中に、復帰のメドが立たないブライアン・フィッツパトリックとの契約を解除。代わって、昨季在籍したジャマール・ソープを呼び戻した。チームのシステムを理解している分、すぐにフィットするはず。ソープに掛かる期待は大きい。

対するアルバルク東京は、前節は1戦目こそ快勝したものの、翌日はトロイ・ギレンウォーターが欠場したこともあって敗戦。インサイドの要を欠いた影響は特にオフェンス面で大きく、ディアンテ・ギャレットが28得点を挙げてもチーム全体で60得点に終わってしまった。

ポイントはやはり、インサイドの攻防でどちらがイニシアチブを握るか。北海道では桜井良太、A東京では田中大貴といったフォワード陣がリバウンドに絡めば、手に汗握る試合展開になりそうだ。

文=吉川哲彦

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