ホーム初白星を目指す横浜と連敗脱出を誓う富山、日本人選手の活躍が勝敗を分ける

 アウェイ連勝後のホームゲームで勝率5割到達を目指した横浜ビー・コルセアーズだったが、全く同じシチュエーションだった新潟アルビレックスBB戦の時と同様にまたも連敗。ホームでは白星なしの6連敗と、いまだブースターの期待に応えることができていない。今節の相手である富山グラウジーズは、現在泥沼の13連敗中。ここは絶対に2つ取っておきたいところだろう。

 だが、順位の上では富山にとって直近の目標となるのが5位の横浜。前回ホームで連敗した借りも返さなければならず、富山としても横浜は負けられない相手だ。

 その富山、一時は復調気配を見せていた城宝匡史岡田優にまだ調子の波があり、オフェンスが不安定な状態。そんな中でも、前節は水戸健史宇都直輝が気を吐き、若い山崎稜もプレータイムを伸ばしている。宮永雄太を含むベテラン勢の奮起が望まれる。

 横浜は、スターターのうち4人までは盤石。ただ、その4人に頼らざるを得ず、負担が増えているのも事実だ。残る1人である高島一貴と、ベンチプレーヤーの働きにチームの浮沈がかかっていると言っても過言ではない。

 日本人選手の活躍度が、このカードの勝敗を分けるのではないか。

文=吉川哲彦

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