2016.11.19

ホームのSR渋谷は待望のセンターを補強、鈴木らガード陣好調の三遠に挑む

2000年より、バスケットボール専門で取材活動中

 サンロッカーズ渋谷の前回のホームゲームは流山市で行われたため、青山学院記念館での試合は1カ月ぶりとなる。

 アイラ・ブラウン満原優樹が日本代表に招集され、カギを握る2人が息つく暇もなく今節を迎える。しかし、211センチのチャド・ポスチュマスと短期ながら契約に漕ぎつけたのは朗報。B2リーグでは得点ランク3位、リバウンドも7位と恵まれた体格を存分に活かしてきた。かつてはレバンガ北海道でプレーした経験もあり、インサイドの柱として期待大だ。

 三遠ネオフェニックスの前節は、ガードの活躍が目を引いた。大石慎之介並里祐が自慢のスピードで新潟アルビレックスBBを苦しめ、現在リーグでアシスト1位の鈴木達也も2戦目に9アシストをマーク。170センチ台の3人が持ち味を余すことなく発揮した。ベテラン大口真洋も控えており、40分間いつでもトランジションゲームを展開できるのも三遠の強みと言える。

 そして、得点源の1人であるリチャード・ロビーとの契約を解除し、新たにジョシュ・チルドレスが入団する見込みとなった。現在リーグに在籍するNBA経験者の中でも、抜群の実績の持ち主だが、SR渋谷戦は欠場予定。前節からはロビー1人を欠いた状態でゲームに臨むことになる。

文=吉川哲彦

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