2016.11.19

ホーム必勝を誓う仙台、首位栃木との決戦はインサイド勝負がカギに

 今季初開催のゼビオアリーナ仙台で連敗してしまった仙台89ERS。バイウィークを挟んだ今節も、そのゼビオアリーナでの試合となる。昨季bjリーグオールスターが行われたゆかりのホームコートで、これ以上黒星を重ねるわけにはいかない。

 前節は片岡大晴熊谷宜之が連日2ケタ得点をマークするなど、オフェンスは必ずしも悪いとは言えなかったが、ディフェンス面で千葉ジェッツに翻ろうされた感がある。

 栃木ブレックスは、前節も遠藤祐亮渡邉裕規が得点を重ね、いずれも90点台での快勝。古川孝敏が欠場した穴を全く感じさせない豊富な選手層で、東地区のみならずB1リーグ全体で最高勝率となっている。

 チームのアシスト数でリーグ1位というデータが示すように、栃木の強さは個々の能力よりも息の合ったチームオフェンスにある。仙台も、前回の対戦ではディフェンスを崩され、連日の大量失点。ゾーンディフェンスやフルコートプレスなども使って、栃木を慌てさせたいところだ。

 その仙台、チームの得点王だったディオン・ライトの契約解除に踏み切り、昨季在籍したウェンデル・ホワイトの復帰が決定。しかし、契約は今節には間に合わない見込みで、やはりインサイドの攻防で踏ん張りが必要になるだろう。

文=吉川哲彦

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