2024.10.22
開幕から約1カ月が経過し、ますます熱を帯びる7シーズン目のBリーグ。その観戦体験をさらに面白いものとするのが、現実の試合と連動するゲーム「B.LEAGUE#LIVE(Bライブ)」だ。
「Bライブ」とはBリーグの試合で活躍する選手を予想してスコアを競う、無料でも楽しめるモバイルブラウザ型ファンタジースポーツゲーム。現実と連動するBライブでは、選手たちの活躍度が「ファンタジーポイント(FP)」という形で明確に数値化される。FPは得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロック、そしてマイナス要素としてターンオーバーという6項目の数値から導き出される総合値的な指標で、今凄い選手、旬な選手が一発で分かる数値だ。
そこで本記事では、昨シーズンの平均FPと今シーズンの平均FPを比較して、大きく数値を伸ばしている選手をバスケットボールキング編集部が独自に選出。「BBK編集部が選ぶ今季ブレイク中のB.LEAGUE#LIVEおすすめ選手」として10名紹介する。
今オフに秋田ノーザンハピネッツから茨城ロボッツに加入した長谷川暢。昨シーズンはベンチスタートが主だったが、茨城では全試合先発出場しており、果敢なドライブから得点を量産している。また、ハードなディフェンスでも貢献できる点はさすが能代工業高校出身といったところか。茨城が千葉ジェッツや名古屋ダイヤモンドドルフィンズに勝利した試合でも15得点7アシスト、15得点9アシストと抜群の存在感を放った。
昨シーズンの平均FPからの上昇値は「12.5」と、今回紹介する選手たちのなかでも屈指の数値。平均プレータイムが10分以上増えたことで、得点やアシスト、リバウンド、スティールの数値が軒並み上向いている。強豪相手にも安定した成績を残している点は、Bライブ上の選手選考においても魅力的だ。
昨シーズンは横浜ビー・コルセアーズでプレーしたカイ・ソット、今シーズンから所属する越谷ではさらにインパクトのある活躍を見せている。インサイドでの得点やリバウンド、長い手足を活かしたスティールやブロック、さらには機を見た3ポイントでもチームに貢献するなどプレーは万能。開幕当初から稼働するのは今年が初めてで、シーズンを通してプレーすればどれだけの成績を残すか楽しみな選手だ。
昨シーズンすでに平均「23.8」と高いFPを残していたが、今シーズンは第5節を終えて平均「32.2」とB1でトップ10に近い成績。特にスティールはB1 2位の1.4本とスタッツリーダーも狙える位置につけている。攻守両面で数字を残せることが高水準の平均FPにつながっている印象だ。
開幕前に河村勇輝がNBAに旅立ったことで、ぽっかりと空いた“海賊”こと横浜BCのエースの座。新エース候補として今シーズン躍動している選手の1人が松崎裕樹だ。ルーキーイヤーの昨シーズンはほとんどが途中出場だったが、今シーズンは捻挫で欠場した第3節を除いて全試合先発出場。得意とするカットインからの得点と3ポイントが増えており、10月26日の滋賀レイクス戦ではキャリアハイの15得点をマークした。
平均プレータイムが10分以上増えた結果、特に得点やスティールのスタッツが上昇。今シーズンの平均FPは「11.3」とリーグ全体を見れば高水準とまではいかないが、インカレMVPを受賞したポテンシャルを考えると、今後さらに成績が上向くことが期待できる。
日本代表では主力として活躍する一方で、Bリーグではチーム事情もあってプレータイムが限られていた吉井裕鷹。新天地の三遠ネオフェニックスではエース格の1人として躍動しており、10月27日の茨城戦ではキャリアハイの21得点を記録した。特筆すべきは高精度の3ポイントで、成功率は第5節終了時点でB1トップの64.0パーセント。シュートフォームが以前と比べて滑らかになり、強靭なフィジカルと共に大きな武器になっている。
昨シーズンの平均FPからの上昇値は「16.2」で、今回紹介する選手たちのなかでトップ。まさに「覚醒」と表現できる数値だ。帰化選手を除く日本人選手5位の平均13.7得点を残しながらも、平均ターンオーバー「0.7」と少ない点が高水準のFPにつながっている。
多くの新戦力が活躍する大阪エヴェッサのなかでも、フィリピン人SGレイ・パークス・ジュニアは一段と目立つ存在だ。3ポイントを多投しながらもフィールドゴール成功率は50パーセントと高水準。フリースロー成功率も90パーセント近くと、とにかくシュート精度の高さが印象的。名古屋Dでプレーした昨シーズンと比較して平均9点以上もアップした得点力に加え、リバウンドやアシスト、スティールでもチームに貢献している。
B1で6位の平均18.0得点を記録。同じく新加入のマット・ボンズとともに好調・大阪の得点源としてボールを任されるシーンが多く、必然的に高スタッツを残しやすい、FPを計算しやすい選手と言える。ディフェンスも得意で、高倍率のスティールを平均1.3本記録している点も魅力だろう。
陣容が変化した新生キングスのなかで、得点源として期待されているのが松脇圭志だろう。今年で27歳になる“八村世代”屈指のシューターとして知られ、3ポイント成功本数はリーグ9位の20本。10月20日の滋賀戦ではキャリアハイとなる7本の3ポイントを沈め、21得点をマークした。また、フィジカルの強さを活かした守備も武器の一つとしており、身長185センチながら今シーズンは3試合連続でブロックを記録している。
プレータイムは昨シーズンと比べても微増と言える程度だが、3ポイント試投数が1試合平均にして4本も増加。さらに、スターターの座を獲得した影響もあってかディフェンス面で高スタッツを残しており、それがFP上昇にもつながっているのだろう。
18歳にしてアースフレンズ東京Zでプロ入り。留学経験を活かして昨シーズンは特別指定選手兼通訳として山形と契約。そして正式契約を手にした今シーズン、B2で日本人トップの平均15.2得点をマークしているのが岡島和真だ。171センチながらペイントエリアからの得点が多く、アシスト能力も高い。10月29日に21歳の誕生日を迎えた若武者が、今シーズンどれだけのインパクトを残すか多くのファンが注目しているだろう。
プレータイムはあまり変わらないなか、昨シーズンと比べて平均フィールドゴール試投数が7本ほど増加。比例して得点も増加し、平均FPも大きく伸びた。第2節の福島ファイヤーボンズ戦以降はスターターに固定されており、本格的にブレイクの兆しを見せている。
元スラムダンク奨学生の木村圭吾は20歳の時に新潟アルビレックスBBでプロ入り。23歳となった今シーズンはB2に活躍の場を移し、新興勢力である福井ブローウィンズでベンチ出場から得点を量産するジョーカー的役割を担っている。1試合平均で3ポイントを7.2本放っており、これはB2でトップの数字。それでいて成功率は40.0パーセントと高水準を保っている。10月20日の福島戦でも、ベンチ出場から19得点を記録した。
ここまで全試合ベンチからの出場となっているが、平均プレータイムは20分以上で安定。獲得FPに関しては振れ幅が比較的大きいタイプで、前述の福島戦では「27.4」FPを獲得するなど、爆発力のある点が魅力的な選手と言える。
福岡大学附属大濠高校、筑波大学を経て川崎ブレイブサンダースでプロ入りした増田啓介は、今夏地元のチーム・ベルテックス静岡に移籍した。開幕節で3シーズンぶりの2ケタ得点となる15得点をあげて勝利に貢献すると、その後もペイント内からの得点を中心にコンスタントに10得点以上をマーク。各年代別代表を経験し、ルーキーイヤーには新人賞ベスト5を受賞した逸材が、新天地でついにそのポテンシャルを発揮しつつある。
昨シーズンの平均FPからの上昇値は「8.7」。今シーズンは2ケタ得点を記録する機会は多い上、得点が伸びない試合においてもリバウンドやスティールでチームに貢献することが多く、FPが比較的安定している点はBライブでの選手選出において好材料だ。
増田と福大大濠高校で同級生だった中村太地もまた、今シーズンB1からB2に活躍の場を移して躍動している選手の1人だ。190センチの大型ガードが新天地として選んだのは、高校時代を過ごした地にあるチーム・ライジングゼファー福岡。1試合平均3.6本と積極的に放っている3ポイントは精度も高く、第5節終了時点で成功率は50パーセントを記録している。元々ポイントガード登録だっただけに、アシストでもチームに貢献している。
前述の通り高精度の3ポイントでの得点、長身を活かしたリバウンド、ポイントガード級のアシストとオールラウンドな活躍でFPを獲得している。初のベンチスタートとなった10月27日のバンビシャス奈良戦でも2ケタ得点を記録しており、先発せずとも成績を残せる点は魅力。やや多いターンオーバーを減らせれば、さらなる飛躍にも期待できる。
以上がバスケットボールキング編集部が選出した今季ブレイク中の選手10名だ。序文で記載した通り「ファンタジーポイント(FP)」は今凄い選手、旬な選手が一発で分かる数値。昨シーズンのFPと比べることで、選手の成長ぶりも確認できる。いずれも「B.LEAGUE#LIVE」上でチェックできる数字なので、こうした観点からもゲームを楽しんでほしい。
現在はゲーム内の結果でBリーグ選手のサイン入りユニフォームがもらえるコラボ大会も実施中(11月10日まで開催)。この機会にぜひ、試合観戦をより一層面白くするサービスとして「B.LEAGUE#LIVE」に登録することをおすすめしたい。
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