2016.11.18

名古屋Dは首位追撃へ早期立て直しが不可欠、琉球は新戦力テリーと波多野がキーマンに

今季初の同一カード連敗を喫し、名古屋ダイヤモンドドルフィンズは西地区首位の座を明け渡した。下位チームに敗れた精神的ダメージを払拭するためには、今節の戦いで自分たちの本来の姿を取り戻さなければならない。

名古屋Dと言えば、レジー・ゲーリーヘッドコーチが最も力を入れているディフェンスが最大の売り。ここ3試合は船生誠也がスターターを外れるなど、ややオフェンスに力点を置いている感もあるが、良いオフェンスに結びついているかは微妙なところ。ディフェンスから試合を組み立てるスタイルを再確認する必要があるのではないか。

琉球ゴールデンキングスも、前節はホームで痛恨の連敗。第3節以降は白星を先行させてきたが、7勝7敗となった今節はピンチだ。昨季bjリーグ王者のプライドに懸けて、なんとしても再度“貯金生活”に入りたい。

外国人が1枚手薄な状況で踏ん張ったのが波多野和也。得意のリバウンドで体を張りつつ、得点でも2戦続けて2ケタに乗せた。今節からはレイショーン・テリーがチームに合流するが、日本でのプレー経験はなく未知数。波多野がオフェンスでも果敢にペイントエリアに飛びこみ、チームに新しいオプションを加えてほしいところだ。

文=吉川哲彦

名古屋ダイヤモンドドルフィンズの関連記事

B1の関連記事

BASKETBALLKING VIDEO