新潟アルビレックスBBの日曜日の連勝記録は6で途切れた。終始接戦となり、残り1分余りでリードを奪っただけに惜しい黒星となったが、大量95失点を喫して16点差をつけられた前日の敗戦からカムバックしたことは、修正能力の高さを改めて証明したと言える。
しかし、この連敗で“貯金”を使い果たし、今節はまず白星を先行させたいところだ。1戦目で8本決めた五十嵐圭、2戦目で4本決めた池田雄一の3ポイントに引き続き期待したい。
横浜ビー・コルセアーズはホーム7戦目にして初勝利を挙げたが、翌日は富山グラウジーズに15試合ぶりの白星を与えてしまった。合計で1試合平均60点近く挙げ、前日も67を数えた主力4人の得点が計40と伸びなかった。
前回の新潟戦はホームで連敗。外国人2人のインサイドと佐藤公威の3ポイントを防ぎきれなかった。3ポイントと速攻は新潟の持ち味であり、横浜としては最小限に抑えたい。久しぶりに新潟のコートに立つ竹田謙のディフェンスが、普段以上に必要になりそうだ。
現在中地区5位の横浜。正月のオールジャパンに出場できるのは、第10節終了時点のB1各地区4位まで。4位の新潟に勝てば1勝差に迫り、負けたらオールジャパンの可能性が消える。たった1試合だが、この試合の意味は大きい。
文=吉川哲彦