日曜、月曜の開催で、他チームに比べると1日だけ日程に余裕があるレバンガ北海道と千葉ジェッツの対戦。ただし、1戦目を夕張市で戦った後に札幌へ移動し、北海きたえーるで2戦目というスケジュール。選手に負担が掛かるのは免れない。
前節、折茂武彦の得点は10。トップリーグ通算9000得点まであと12と、アクシデントさえなければ今節での達成が濃厚だ。日本のバスケット界では誰も成し遂げていない偉大な記録であり、チームとしては勝利で祝いたいところ。ここはやはり、長年苦労をともにした桜井良太に、その活躍で偉業に花を添えてもらいたい。前節は18得点、8リバウンド、8アシストと大車輪の活躍を見せただけに、期待大だ。
千葉でも、かつて北海道でプレーしていた阿部友和は、折茂に対して特別な想いがあるに違いない。しかし、試合となれば話は別。チームとしても、折茂を止めることは勝利への近道であり、そこにフォーカスするだろう。
前節は、アウェイで栃木ブレックスを撃破して5連勝と、勢いでは千葉が勝るが、記念すべき瞬間をホームで迎えようとしている北海道も、高いモチベーションで臨むはず。激戦は必至だ。
文=吉川哲彦