B1リーグ第20節第2戦が2月19日に各地で行われた。
新潟アルビレックスBBとの第2戦に臨んだ京都ハンナリーズは、4点差で敗れた第1戦のリベンジを果たした。第1クォーターから23-22と点の取り合いが繰り広げられるも、第2クォーターで新潟の得点を8点に抑えこみ、攻めては岡田優介とケビン・コッツァーがともに5得点を挙げるなど20点を重ねてリードを13点に広げる。一時4点差まで詰め寄られた第3クォーターは残り1分を切った時間帯に川嶋勇人と籔内幸樹の得点で盛り返すと、最終クォーターは頓宮裕人のBリーグ初得点やコッツァーの8得点など一挙29点を重ね、最終スコア85-75で勝利を収めた。敗れた新潟は、第1戦で22得点10リバウンドの活躍を見せたダバンテ・ガードナーの欠場が響いた。
アルバルク東京は敵地で100点ゲームを演じ、富山グラウジーズを相手に100-81で勝利。第1クォーターこそ21-21と拮抗した展開に持ちこまれるも、第2クォーターで24-17、第3クォーターで22-20と徐々に点差をつける。さらに最終クォーターでは田中大貴が1本の3ポイントを含む10得点、この試合で今季最多得点を記録したザック・バランスキーが8得点を挙げるなど合計33点を積みあげ、白星を手にした。即戦力として期待されるジェフ・エアーズとトレント・プレイステッドがデビュー前であるが、バランスキーが26得点4アシスト、ディアンテ・ギャレットが24得点7リバウンド5アシスト、田中と松井啓十郎も2ケタ得点をマークするなど選手層の厚さを見せつけた。
秋田ノーザンハピネッツはホームで価値ある連勝。横浜ビー・コルセアーズと対戦した試合は開始43秒に田口成浩の3ポイントシュートで先取点を奪うと、その後は相手に一度もリードを許すことなく、74-68で勝利を収めた。スコット・モリソンが16得点7リバウンド、ディショーン・スティーブンスは約13分間の出場で11得点と外国籍選手が結果を残しただけでなく、田口と谷口大智がともに12得点を挙げるなど日本人選手の活躍も目立った。
西地区2位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを下した東地区3位の千葉ジェッツが3連勝を達成し、同地区上位2チームの栃木ブレックスとA東京を猛追する。試合はビハインドを背負って迎えた第3クォーター残り1分55秒に富樫勇樹が同点弾をマークすると、タイラー・ストーンとマイケル・パーカーが立て続けに追加点を挙げ、66-61で最終クォーターに突入する。最後の10分間では開始3分15秒に同点に追いつかれるも、富樫の連続得点ですぐさま突き放し、その後も一進一退の展開が繰り広げられたが、リードを守りきった千葉が86-80で勝利した。
【試合結果】
新潟アルビレックスBB 75-85 京都ハンナリーズ
秋田ノーザンハピネッツ 74-68 横浜ビー・コルセアーズ
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 80-86 千葉ジェッツ