“古巣”相手に2戦連続2ケタ得点の京都川嶋「SR渋谷は古巣だけど、プレーオフを争うライバル」

第1戦で13得点、第2戦で14得点をマークした京都の川嶋勇人 [写真]=B.LEAGUE

 B1リーグ第22節第2戦が2月26日に行われ、京都ハンナリーズは敵地青山学院記念館でサンロッカーズ渋谷と対戦。第1クォーターで10点のリードを奪うと、その後は追いすがるSR渋谷から逃げきり、79-75で勝利し第1戦のリベンジを果たした。

 スターティングファイブの1人として出場し、チーム最長の約34分間コートに立った川嶋勇人は「前日は相手のスイッチなどに戸惑った。(今日は)試合前にビデオを見てうまく修正できたと思う」と振り返り、「とりあえず1つ勝つことができてすごくうれしい」と安堵の表情を見せた。

 川嶋にとってSR渋谷は、日立サンロッカーズ東京時代の2013シーズンから2016シーズンまで在籍した“古巣”でもある。第1戦の朝、シューティングで会場を訪れた際にはSR渋谷と一緒になったようで、「懐かしい気持ちだった」と回顧し、「伊藤(駿)さんに抱きつかれた」と笑顔を見せた。それでも試合では真剣勝負。「古巣対戦は意識していたが、SR渋谷はプレーオフを争うライバルということも意識していた」

 川嶋はアウトサイドとインサイドの両方で相手ディフェンスをかき回し、最終クォーターでは拮抗した展開の中、獲得した6本のフロースローをすべて沈めてチームの勝利に貢献。古巣相手に第1戦で13得点、第2戦で14得点と、2試合連続で2ケタ得点をマークし、成長した姿をファン、そして元チームメートの広瀬健太満原優樹、伊藤らに見せつけた。

 勝因として「シンプルにパスを回してインサイドに入れた」ことを挙げ、「自由にやらせてもらっている中で、得点を挙げているので自信につながっている」と、ここ最近の調子の良さがこの日の数字にも表れた。その上で、「ガードの自分がチームを勢いづけたい。果敢にアタックして、アシスト、得点を挙げたい」と今後の意気込みを語った。

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