3月5日、未開催分のB1リーグ第10節第1戦が行われ、栃木ブレックスが敵地の国立代々木競技場第二体育館でアルバルク東京と対戦した。
栃木は古川孝敏が先制点を挙げて試合序盤の主導権を握ったが、開始2分39秒から竹内譲次、田中大貴、ジェフ・エアーズ、ディアンテ・ギャレットに連続得点を許して3点のビハインド。その後は竹内公輔、古川らの得点で試合をひっくり返したが、残り3分26秒間は得点を奪えず、ギャレットに連続3ポイントを決められるなど再びリードを許し、15-24で第1クォーターを終えた。
続く第2クォーターはエアーズを中心に攻めこむA東京に苦しむも、ライアン・ロシターの3ポイントなどで応戦して点差を縮める。さらに終了残り1秒には田臥勇太が得点を重ね、39-43の4点ビハインドで前半を終了した。
第3クォーター序盤はスコアが動かない時間が続く。その後、エアーズや田中に3ポイントを沈められ最大10点のビハインドを背負った栃木だったが、渡邉裕規やジェフ・ギブスが立て続けに得点を重ねると、残り6秒には竹内公がフリースローを決めて2点差に迫った。
勝負の最終クォーターは田臥が躍動する。7点差まで広げられて迎えた開始2分36秒にギブスが2本のフリースローを成功させると、直後に田臥が得点を挙げて点差を縮める。さらに、62-64で迎えた同4分52秒に同点弾をマークすると、直後には得意のスティールから突破してレイアップシュートで逆転弾を記録。その後は相手の得点を2点に抑える堅守を見せ、攻めては古川、ギブス、ロシターが追加点をマークし、栃木が74-66で逆転勝利を収めた。
東地区の首位を堅守した栃木は、ロシターが19得点12リバウンド、田臥が16得点4アシスト3スティールの活躍を見せた。一方、最後の10分間で試合をひっくり返され痛恨の黒星を喫したA東京は、エアーズがホームデビュー戦で16得点5リバウンドを挙げたが、チームのターンオーバー数が相手の倍以上となる19にも上った。
【試合結果】
アルバルク東京 66-74 栃木ブレックス