3月5日に行われた東地区首位決戦の1stラウンドは、栃木ブレックスに軍配が上がった。ホームのアルバルク東京は第3クォーターまでリードを奪いながらも、最終クォーターに逆転を許し、66-74で黒星を喫した。
この試合、A東京は初登場となる3rdユニフォームを着用して試合に臨んだ。昨年末から今年初めに掛けて実施したクラブと『アディダス』のコラボ企画によって制作されたものだ。ディアンテ・ギャレット、二ノ宮康平、ザック・バランスキー、竹内譲次、田中大貴の5選手がオリジナルのユニフォームをデザインし、ファン投票によってギャレットのデザインの採用が決定。晴れてこの日にお披露目となった。
自身デザインのユニフォームを着てコートに立ったギャレットは、「見た目も気に入っているし、フィット感もすごくいい」とコメント。「1stユニフォームがブラックで、2ndがホワイト。今日着た3rdはもう一つのチームカラーであるレッドで、このユニフォームを着てプレーできてうれしかった」と続けた。
ギャレットは第1クォーターに3本中3本の3ポイントを沈めるなど計11点をマーク。A東京のスタートダッシュの引き金となった。「3rdユニフォームもそうだし、東地区首位の栃木が相手だったから、高いモチベーションで臨むことができた」。またこの試合では、来場者特典として背中に背番号2が入ったTシャツが配られ、会場の4分の3が赤に、残り4分の1が栃木ブースターの黄色に染められた。コート上で大声援を受けたギャレットは「背番号2が入ったTシャツをみんなが着てくれてうれしかったし、すごくいい雰囲気だった」と振り返った。
しかし試合は、徐々に相手にペースを握られまさかの逆転負け。「出だしはとても良かった。それだけに悔しい負け方だった」。もっとも、リベンジのチャンスはすでに用意されている。東地区首位決戦2ndラウンドはこの試合の終了から約23時間後、国立代々木競技場第二体育館で再び行われる。「今日の負けは第4クォーターがすべてだった。相手のディフェンスが良かったこともあるけど、自分たちのミスが多く10点しか取れなかった。明日はそこをしっかり修正して戦う」。気持ちを新たに、ギャレットが再び3rdユニフォームに袖を通す。