旧JBLとbjリーグの両方を経験している新潟アルビレックスBBは、他チームと違って初顔合わせとなる相手は2チームと少ない。シーズンの約3分の2を消化したところで、その2チームとの対戦が巡ってきた。今節は、かつてプレシーズンゲームでは対戦したことのある栃木ブレックスが相手だ。
ダバンテ・ガードナーが負傷欠場しているここ4試合は全敗。クリント・チャップマンはこの間に1試合平均30得点以上を挙げているが、チームとしては得点が止まる時間帯があり、ガードナー不在の影響が出ている。前節の大阪エヴェッサ戦も、2戦目は前半リードしながら後半の出だしにたたみかけられて逆転負けを喫した。
その新潟をホームに迎える栃木は、東地区で首位を争うアルバルク東京と星を分け合った。1戦目は第4クォーターの勝負どころで田臥勇太の連続得点が効いて勝利を収めたが、2戦目は89失点を喫して16点差で敗れた。
このところ得点が伸びているジェフ・ギブスとチャップマンのマッチアップも楽しみだが、田臥勇太と五十嵐圭のマッチアップも面白そうだ。最近は得点力が目を引く両者だが、タイプとしては対照的。どちらがより“らしさ”を発揮するか、目が離せない。
文=吉川哲彦