アルバルク東京に続く“大物食い”を狙った滋賀レイクスターズだったが、千葉ジェッツに跳ね返された。1戦目の競り合いに敗れ2戦目に大敗を喫する課題は、A東京戦で克服できたかに見えたものの、1戦目は第4クォーターまで粘ったものの届かず、2戦目は出だしから圧倒されて33点差の完敗。ただ、長谷川智伸が5試合連続2ケタ得点と好調をキープし、クレイグ・ブラッキンズの得点も安定している。ディフェンスで大崩れしないメンタルの強さが求められる。
東地区上位と対戦する厳しい3連戦の最後は首位の栃木ブレックス。前節の新潟アルビレックスBB戦は2戦とも地力を見せつけた。ライアン・ロシターが1戦目で17得点17リバウンド、2戦目で20得点21リバウンドを記録。また、2戦ともベンチ入り選手のうちトミー・ブレントンを除く全員が得点を挙げたが、ブレントンも合計約23分間の出場で計7アシストと役割を全うした。
並里成にとっては古巣戦であり、前節の富樫勇樹に続いて田臥勇太という難敵とのマッチアップ。10アシストを挙げた前節1戦目のように、相手の強固なディフェンスをかき回すことができれば、A東京戦に続く金星も十分期待できる。
文=吉川哲彦