東地区首位の栃木ブレックスを1ゲーム差で追う状況は変わらないが、チャンピオンシップ進出マジックを2としたアルバルク東京。下位との対戦となる今節で決めることができるか。
サンロッカーズ渋谷との前節1戦目は第1クォーターで27-3と相手の出鼻をくじいて大勝。2戦目は外国籍選手の3人が合計17得点と苦しんだが、最後はディアンテ・ギャレットのブザービーターで白星を拾った。松井啓十郎が2戦合計24得点と、大事な終盤戦に差し掛かって本領を発揮しようとしている。
A東京のホームに乗りこむ秋田ノーザンハピネッツは、名古屋ダイヤモンドドルフィンズに連勝と、交流戦を良い形で締めくくった。ディフェンスが機能した1戦目とは対照的に2戦目は失点がかさんだが、延長の末に振りきったことは大きい。レオ・ライオンズが2戦合計42得点をマークし、2戦目では安藤誓哉と田口成浩も20得点オーバーの活躍を見せた。
今節で連勝すれば残留プレーオフ圏外脱出が見えてくる秋田。互いに外国籍選手が入れ替わっているが、アウェイでのA東京戦では11月に1勝をもぎ取った。その試合のように日本人選手が得点に絡めば、“大物食い”の再現も十分可能だ。
文=吉川哲彦