11月以来の“神奈川ダービー”、横浜は川崎の攻撃を抑えることができるか

 横浜ビー・コルセアーズは前節、富山グラウジーズを相手にホームを守ることができなかった。1戦目は第3クォーターまで競り合いながら第4クォーターに点差が開き、2戦目は序盤から主導権を握られたまま20点差で敗れた。ジェイソン・ウォッシュバーンがようやく復帰したものの、プレータイムやスタッツを見る限りはまだ本調子ではなさそうだ。2戦を通じて今一つだった2ポイントの成功率を上げるためにも、ウォッシュバーンの完全復活が待たれる。

 今節の相手は川崎ブレイブサンダースで、11月以来となる“神奈川ダービー”だ。川崎は新潟アルビレックスBBに2戦とも19点差を付ける快勝。藤井祐眞が連日の2ケタ得点と相変わらず存在感を発揮し、1戦目は野本建吾も高いパフォーマンスを披露した。辻直人も腰の状態は悪くないようで、2戦合計で24得点を挙げた。

 今季の対戦は横浜の4戦全敗。2点差の試合が2試合あったが、逆に36点差を付けられた試合もあった。いずれにしても川崎の高い攻撃力を止めることができておらず、まずはディフェンスにフォーカスする必要がある。特にガードに対するディフェンスに一工夫がほしい。

文=吉川哲彦

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