B1リーグ第28節第1戦、第2戦が4月15日に各地で行われた。
西地区2位の座を狙う名古屋ダイヤモンドドルフィンズと大阪エヴェッサの一戦は、アウェイの大阪に軍配が上がった。5点リードで迎えた第2クォーターの序盤に相馬卓弥の2連続3ポイントシュートで点差を引き離すと、外国籍選手のリチャード・ロビー、エグゼビア・ギブソン、ジョシュ・ハレルソンが効率良く得点を重ねてこの10分間で一挙28点をマーク。続く第3クォーターでは根来新之助の10得点、木下博之の6得点など計27点を積みあげてリードを広げ、最後の10分間は相手に23点を許したが、92-73の19点差で完勝した。一方、敗れた名古屋Dはジャスティン・バーレルが先発復帰後初となる2ケタ得点をマークしたが、連敗が5に伸びた。
前日の第1戦で富山グラウジーズに敗れた川崎ブレイブサンダースだが、この日の第2戦では78-63で勝利。辻直人を欠く中で試合に臨んだ川崎は第2クォーターで相手の得点を7点に抑え、篠山竜青の7得点など一気に22点を挙げてリードを19点に広げる。第3クォーターは開始2分15秒間を無失点に抑えてニック・ファジーカスと篠山の連続得点で突き放すと、残り1分48秒から永吉佑也、野本建吾、藤井祐眞で8点をマークして67-39で最終クォーターに突入。最後の10分間は攻めこまれる時間が続き、水戸健史やデクスター・ピットマンらに得点を許したが、リードを守りきり2試合ぶりの白星を手にした。篠山が22得点5アシスト、藤井が13得点7アシストを記録して、辻の不在を感じさせない働きを見せた。
東地区首位の栃木ブレックスはホームでレバンガ北海道と対戦した。前半は40-35と拮抗した展開が続いたが、第3クォーターは自慢の堅守を見せつけ11点に抑えこみ、ライアン・ロシターの8得点、古川孝敏の7得点など一挙21点をマーク。15点リードで迎えた最終クォーターは開始1分40秒に熊谷尚也がこの日自身初の3ポイントシュートを沈め、直後にロシターがレイアップで追加点を沈める。その後は一時9点差まで詰め寄られたが、最終スコア78-68の10点差で勝利を収めた。
【試合結果】
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 73-92 大阪エヴェッサ
川崎ブレイブサンダース 78-63 富山グラウジーズ
栃木ブレックス 78-68 レバンガ北海道