千葉ジェッツが、同一カードで一度も連敗がなかった栃木ブレックスを連破。残り3試合で東地区2位浮上を果たすため、レギュラーシーズンホーム最終戦となる秋田ノーザンハピネッツ戦は『7000人動員プロジェクト』を敢行する。ブースターの力も借りて、チャンピオンシップクォーターファイナルのホーム開催を狙う。
栃木戦も、タイラー・ストーンを筆頭に持ち前の決定力が際立った。1戦目では西村文男が3試合連続となる2ケタ得点を記録し、チーム全体でも2ポイント成功率が7割近くにのぼった。2戦目もストーンの5本を含む15本の3ポイントシュートが炸裂。また、1戦目では荒尾岳が20分近く出場し、2戦目では原修太が12得点と、控え組のパフォーマンスも上がってきた。
秋田はレバンガ北海道を相手に1勝1敗。1戦目は5人が2ケタ得点を挙げながら逆転負けを喫したが、2戦目は第1クォーターの16点ビハインドを跳ね返して逆転勝ち。大黒柱の田口成浩に加えて中山拓哉も連日2ケタ得点をマークした。
再度残留プレーオフ圏内に入った秋田としても負けられない一戦。1カ月前に勝利した試合では、千葉の得点を70点に抑えた。ともにオフェンスは好調。ディフェンスの意識の高さが勝敗を分ける。
文=吉川哲彦