B1リーグ最終節となる第32節第1戦が5月6日に各地で行われた。
10連敗中の仙台89ERSはホームで栃木ブレックスを下し、11試合ぶりの白星。試合は第3クォーターを終えて45-43と拮抗した展開となる。2点リードで迎えた最終クォーターは残り8分49秒からウェンデル・ホワイト、佐藤文哉の連続3ポイントシュートで点差を6点に広げると、熊谷宜之にも2本の3ポイントが飛びだし、相手を突き放す。その後は追いすがる栃木から逃げきり、最終スコア69-64で勝利を収めた。
新潟アルビレックスBBは横浜ビー・コルセアーズとの激闘を制した。第1クォーターはダバンテ・ガードナー、クリント・チャップマンを中心に29点をマークし、10点をリードしたが、第2クォーターはわずか6点を挙げるにとどまり、35-32で前半を折り返した。第3クォーターで同点に追いつかれ、迎えた最終クォーターはリードが入れ替わる好ゲームが繰り広げられる。72-70で迎えた試合終了残り2秒に細谷将司に同点弾を決められるが、同1秒に五十嵐圭が値千金のブザービーターを決め、75-72で劇的勝利を収めた。
千葉ジェッツは敵地でレバンガ北海道に勝利し、8連勝を達成。第1クォーター残り7分24秒からヒルトン・アームストロング、石井講祐、富樫勇樹の連続得点でリズムをつかみ、22-10の12点リードで最初の10分間を終えた。点差が変わらずに迎えた第3クォーターは25失点を喫し、6点差まで詰め寄られる。それでも、54-48で迎えた最終クォーターはタイラー・ストーンが11得点を挙げるなど計24点を積みあげると、守っては12失点に抑え、77-60で白星を手にした。
【試合結果】
仙台89ERS 69-64 栃木ブレックス