“第3戦”にもつれこむ準決勝をものにした栃木、ウィスマンHC「これ以上の試合はない」

三河を下し栃木をファイナルへ導いたウィスマンHC [写真]=B.LEAGUE

 栃木ブレックスは、5月21日にブレックスアリーナ宇都宮で行われたB.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2016-17のセミファイナル第2戦でシーホース三河に敗戦。しかし、同日に行われた前後半5分間の“第3戦”では14-12で勝利を収め、ファイナルに駒を進めた。

 栃木のトーマス・ウィスマンヘッドコーチは、試合後のインタビューで「これ以上の試合はないと思う。最高の試合をみなさんと分かち合えることができて、とてもうれしい」と話し、会場に集まった大勢のファンに想いを伝えた。試合前には「お互いのことを信じていこう。勝つだけのハートはみんな持っているはずだから」と選手たちに伝え、勇気づけていたことを明かした。

 第2戦は19点のビハインドを同点まで追いあげる猛攻を見せ、“第3戦”は試合終了残り2分7秒から6連続得点を挙げて逆転勝利。「ベンチの選手がしっかり役割を果たしてくれた」と、チーム全員で戦った結果であることを強調した。

 5月27日に代々木競技場第一体育館で行われるファイナルでは、Bリーグ優勝を懸けて川崎ブレイブサンダースと対戦する。ウィスマンHCは「自分たちは1番厳しい東地区を(1位で)勝ち抜き、初戦で千葉(ジェッツ)、次に三河を倒した。最後はリーグでベストレコード(最高勝率)を残した川崎に挑む。(これは)最高の勝ち方だと思う」と自信をのぞかせた。

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