東京Zの小野秀二HCが退任、来季からアドバイザーに就任「チームの土台はできてきた」

3年間東京Zを指揮した小野HCはアドバイザーに就任する [写真]=B.LEAGUE

 アースフレンズ東京Zは6月1日、小野秀二ヘッドコーチが任期満了により退任することを発表。来シーズンよりアドバイザーに就任することも決定した。

 小野HCは現役引退後の1988年に愛知学泉大学の指揮官に就き、2000年からはトヨタ自動車アルバルク(現アルバルク東京)のアシスタントコーチやHCを務めた。2005年からは日立サンロッカーズ(現サンロッカーズ渋谷)の指揮を執り、2014年に当時NBDLに所属する東京Zの初代HCに就任。チーム創設3年目の今季は27勝33敗と黒星が先行したものの、中地区3位でBリーグ初年度を終えた。

 代表取締役の山野勝行氏はクラブの公式HPで、「最初の3年間は『世界に挑むチーム』の文化構築、つまりは土台作りをする期間と決めて、選手・スタッフの獲得、練習環境作り、リーグ戦への対応など、一つ一つ本当にゼロからのチーム作りをやってくださいました」と小野HCの功績を評価し、「今後は現場からは離れてしまいますが、アドバイザーとしてコート戦略などの後方支援をしていただきます」と語った。

 退任が決まった小野HCは「チーム創設時、山野代表からお声掛けいただき、代表の熱いミッション・ビジョンに共感し、ゼロからのチーム作りを御一緒させていただきました。3シーズン、山あり谷あり、いろいろなことがありましたが、常に先頭を走り、汗をかいている代表には負けられないという思いで突っ走ってきた3年間だった気がします」と振り返り、「創設3年目のチームをファン・パートナーのみなさんは常に暖かく、熱く応援してくださいました。ありがとうございました。おかげでチームの土台は着実にできてきたと確信しております。たくさんの経験をバネに、アースフレンズ東京Zは更なる進化を見せてくれることと思います」と想いを述べた。

 なお、斎藤卓ACがHCに昇格することも決まった。

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