鈴木裕紀HC就任の島根、金沢から後藤翔平を獲得「自分の良さを最大限発揮したい」

 B2リーグに参入する金沢武士団は6月13日、後藤翔平がB1リーグ昇格を決めた島根スサノオマジックに移籍することを発表した。

 北海道出身で24歳の後藤は、2015年3月に当時bjリーグ所属の大阪エヴェッサと練習生契約を締結し、8月に金沢へ加入。プロ2年目の今季は、B3リーグファーストステージ、レギュラーシーズン、ファイナルステージをとおして計46試合に出場し、239得点(1試合平均5.2得点)97リバウンド(同2.1リバウンド)を記録した。

 後藤は、退団が決まった金沢の公式HPで「チーム創立のメンバーとして2年間プレーさせてもらえたことに本当に感謝しています。石川県の人たちは本当に暖かく、ブースターの皆様も良い方ばかりで、この2年間素晴らしい環境の中でプレーすることができました」と感謝の気持ちを伝え、「金沢武士団で2年間培ってきたものを生かし、新天地でもがんばって行きたいと思います」と抱負を述べた。

 また、移籍先の島根も同日、後藤との契約合意を発表。「伝統あるチームでその一員になれることを光栄に思います。またB1で戦う初年度のメンバーとして迎え入れてもらえたことにも大変嬉しく思います」と想いを語り、「自分の良さを最大限に発揮しチームの勝利に貢献できるようがんばって行きたいと思います」と意欲を示した。

 島根の球団代表を務める尾﨑俊也氏は、「タフなディフェンスや若さ溢れるプレーが魅力の選手」と後藤を評し、「鈴木裕紀ヘッドコーチのバスケットボールをよく知る選手として、チーム内での良いコミュニケーターとしての役割も期待しています」と言及。末松勇人ゼネラルマネージャーは「初めての移籍で島根へ来る決断をして頂いたことに感謝しております」と述べ、「大きな挑戦になると思いますが、まだ若い選手ですし、このチャンスを結果で返してくれることを期待しています」とコメントした。

 なお、島根の新指揮官には元金沢の鈴木HCが就任。クラブは13日時点で、元大阪の相馬卓弥、元アースフレンズ東京Zの渡邊翔太との契約合意を発表している。

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