6月17日、サンロッカーズ渋谷が東京都内にてチアリーダー「サンロッカーガールズ」の2017-18シーズンにおける新メンバーオーディションを開催した。
サンロッカーガールズといえば、NBAオクラホマシティ・サンダーのダンスチーム「Thunder girls」で日本人初のダンサーとして活躍した石井尚子ディレクターの下、Bリーグ随一の人気を誇るマスコット「サンディー」とともに、パワフルかつエレガントなパフォーマンスで観客を魅了している。
オーディションは現役のサンロッカーガールズ6名を含む計21名が参加し、当日中に合否が発表。ジャズ、ヒップホップ、フリーの3項目で評価された午前中のダンスでは、大学生、社会人、さらに他競技でのチアリーダー経験者など、それぞれのフィールドでスキルを磨いた参加者が、Bリーグのコートに立つべくこん身の演技を披露した。
特にジャズ、ヒップホップについては、参加者が当日初めて目にする振り付けで「振り入れ」を行い、石井ディレクターによれば「普段の活動でもこの方法で振り付けを覚えてもらっている」とのこと。実践さながらの手法でふるいにかけられることとなったが、それぞれが30分ほどの練習で流れを覚え、曲に合わせてダンスを演じており、レベルの高さをうかがわせた。
その後の面接では志望動機の確認に加え、それぞれのキャラクターを理解するためリラックスしたムードで実施。特にSR渋谷のホームゲームは、コート上でのパフォーマンスだけでなく試合前後に来場客とのコミュニケーションも求められることから、ホスピタリティーについての資質もチェックされた。
面接を終えると、岡博章社長、宮野陣事業部長、石井ディレクター、スタッフとして運営をサポートしたOGも加わって選考が行われた。ダンスの能力もさることながら、チームとしてのパフォーマンスが重要視されるチアリーディングでは、メンバー間のバランスも必要不可欠な要素。選考は困難を極め、予定していた1時間を15分以上も上回った。
長い選考の末に選出されたのは現役メンバー6名、ルーキー4名の計10名。合格したメンバーの中には2度目のチャレンジとなった参加者もおり、発表の際には喜びのあまり涙を流すシーンも見られた。
選考にも参加した岡社長は「選手、サンディ、サンロッカーガールズ、どれを欠いてもチームとは言えないほどの存在」と、クラブにおける存在価値を強調。また、「Bリーグが開幕し、どのクラブもチアの質を上げるため努力するようになった。サンロッカーガールズは他チームから目標とされる存在になっているので、昨シーズンよりさらにパワーアップしたパフォーマンスを見せてほしい」と新シーズンでの活躍に期待を寄せた。
なお、2017-18シーズンのメンバーは後日改めて紹介される。