9月3日に船橋アリーナで行われた「B.LEAGUE KANTO EARLY CUP 2017」決勝戦で、アルバルク東京が千葉ジェッツふなばしと対戦。ゲームをとおして実力伯仲の展開が繰り広げられたが、終盤に勝負強さを発揮したA東京が、最終スコア77-73で競り勝ち優勝を飾った。
今季のチームを率いるのは、2016年11月から2017年6月までテクニカルアドバイザーとして男子日本代表を指揮したルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ。試合後の会見では、「約1カ月間、ハードで緻密な練習をしてきた。練習内容は充実していて、高いレベルであり、ディフェンスは基本的なところから徹底的に取り組んだ」と振り返り、「選手はよくやった。シーズンに向けていいスタートが切れた」とチームの戦いぶりを評価した。
その一方で、指揮官はチームの課題として「対応能力」を提示。「ディフェンスのベースとなるものは持っている。対戦相手のやりたいオフェンスをさせないための対応能力を付け足していきたい」。また、オフェンス面についても「練習で激しいディフェンスを相手にオフェンスをしているので、相手が同じようなディフェンスをするのであれば問題はない。しかし、相手のディフェンスによって、システムの作り方、組み立て方を変えなければならない。読みの部分を選手たちに学んでいってほしい」と語った。
東地区に所属するA東京は、昨季44勝16敗の成績を残し東地区2位でレギュラーシーズンを終えたが、今季は同地区にチャンピオンシップ出場チームの川崎ブレイブサンダースとサンロッカーズ渋谷が加わり、地区内の争いが激化。ルカHCは、「川崎や千葉は長く同じメンバーでプレーしているので、完成度は高い。チャンピオンシップへの切符を勝ち取るのは難しく、運も絡んでくる。まずは、ケガをしないということが大事」と2017-18シーズンを見据えた。
【Bリーグ アーリーカップ2017 試合結果一覧】
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