オンザコート2がカギ、マブンガとダブはヴァイニーを止めることができるか

 3勝1敗と白星が先行していた富山グラウジーズ。前節のシーホース三河戦は1つでも勝利をもぎ取りたいところだったが、連敗と厳しい洗礼を受けた。悔やまれるのは1戦目の惜敗。第4クォーターに最大6点のリードを奪ったが、そこからフィールドゴールをことごとく決められ、2点差で白星を落とした。2戦目は一転して地力の差を見せつけられての完敗。勝率5割に逆戻りし、ホームでの京都ハンナリーズ戦で再度の白星先行を狙う。

 京都は前節、西宮ストークスを相手に1勝1敗と星を分け合った。1戦目は第4クォーターのシーソーゲームを、ジュリアン・マブンガの勝負強い得点力とマーカス・ダブの好ディフェンスで勝ちきった。2戦目は岡田優介が3ポイント7本を含む27得点を挙げたが、前半に18点のビハインドを背負ったのが響き、西宮にB1初勝利を献上。ここまでの4勝はすべて失点を70点未満に抑えており、2敗はいずれも失点が70点台後半。ディフェンスの出来が勝敗に結びついている。

 カギになるのはオンザコート2のクォーター。前節1戦目で28得点のドリュー・ヴァイニーを、マブンガとダブが止めることができるかどうかが勝敗の分かれ目になるだろう。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了