勝利のポイントはインサイドの主導権争い、外国籍選手が自身の役割を果たせるか

 勝ったほうが西地区首位に立つ琉球ゴールデンキングス戦は完敗だった京都ハンナリーズ。今節は現在3位につける島根スサノオマジックとのゲーム。連敗すれば順位が入れ替わるため、ホームでの3連敗は阻止しなければならない。

 琉球戦は第1クォーターに9得点しか奪えず、後手に回ってしまった。62得点は今季チーム最少であり、9試合消化時点で60点台は早くも5度目。前々節に得点力上昇の兆しを見せたはずが、また振り出しに戻ってしまった印象だ。

 島根は昨季B2ファイナルで敗れた西宮ストークスへのリベンジを果たせず、4勝5敗と黒星が先行した。ターンオーバーが21個を数え、フィールドゴール成功率も約33パーセント止まり。22アシストを記録しているとはいえ、オフェンス面で課題を残したことは否めない。前々節の琉球戦では結果を残したディフェンスも、85失点を喫した以上は改善が必要だ。

 オフェンスを機能させるには、やはりインサイドでの主導権争いに勝たなければならない。京都はジョシュア・スミス、島根はジョシュ・スコットギャレット・スタツが自身の役割を果たせるかどうか。ゴール下を制したほうが、チームを勝利に導くことになるだろう。

文=吉川哲彦

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