両チームの成績は対照的、難敵を迎える栃木ブレックスは3P成功率向上が急務

 第3節で激突したばかりの栃木ブレックスと千葉ジェッツが早くも再戦。舞台は今回も栃木のホームであるブレックスアリーナ宇都宮だ。

 栃木は前節のレバンガ北海道戦、1戦目で今季初めて得点を80点台に乗せ、連敗を「5」でストップ。しかし2戦目は今季悩まされている得点力不足が再び頭をもたげ、ディフェンスでも北海道のアウトサイドシュートを止められず、25点差の完敗を喫した。

 一方の千葉も琉球ゴールデンキングス戦は1勝1敗。1戦目は前半の15点リードから一時は2点差まで詰め寄られたものの、第4クォーターに相手を7得点に封じて逃げきった。2戦目は台風の影響による日程変更でリズムが狂ったのか、オフェンスが機能せず、第3クォーターはわずか5得点。なんとか追いついて延長に持ちこんだが、その5分間で2得点と再びオフェンスが沈黙して敗れた。

 注目カードであるが、栃木が3勝8敗、千葉が8勝3敗と成績は対照的。前回の対戦も連勝した千葉に勢いがあるのは確かだ。栃木は現在リーグ最低の3ポイント成功率を向上させることが急務。ここまであまり出場機会に恵まれていないが、シュート力とディフェンス力を兼ね備える山崎稜は、現状を打破するにはうってつけの選手だ。

文=吉川哲彦

モバイルバージョンを終了