3連敗にも前を向く笹山貴哉「ここがターニングポイントだと思っている」

名古屋Dをけん引する司令塔の笹山[写真]=B.LEAGUE

 11月3日にB1リーグ第7節第1戦が各地で行われ、愛知県体育館で名古屋ダイヤモンドドルフィンズ川崎ブレイブサンダースと対戦。試合は第1クォーターで15-30と大量ビハインドを背負うと、59-69で迎えた第4クォーターでも計27失点。最終スコア78-96で敗れ、チームは3連敗を喫した。

 笹山貴哉は試合後のインタビューで「今日の試合は完敗」と総括し、「出だしでダブルスコアをつけられて、相手のやりたいことを好きなようにやらせてしまったディフェンスは問題だと思います。やりたいことを相手がやって、僕たちがやってはいけないことをしてしまい対象的な1クォーターで(試合が)決まってしまったかなと思います」と反省。加えて、「相手は止められた後の状況判断でのプレーを、すぐにチェンジできるという対応能力がすごくあるチーム。その対応能力に僕たちが全然ついていけなかったことが一番の失敗というか、相手との力の差をやっていて痛感した」と相手を評した。

 また、3連敗となった自軍の出来について、笹山はこう振り返る。「アウトサイドからの得点が伸びていない状況が続いているので、そうなった時に得点を切らさないために、僕やジャスティン(バーレル)が絡んで得点を取っていかないと、やっぱり厳しい状況になると思います。そこは意識してやっているんですけど、まだやっぱり僕が攻めて、周りの選手がそれにうまく合わせてくれるような動きはまだないです」

 しかし、「今は『ここを乗り越えれば』というところに僕たちはぶつかっていると思う。ここがターニングポイントだと僕は思っているので、ここで折れないでやり続けることが、この年の60試合を振り返った時に、『あの時やり続けて良かったな』と言えるんじゃないかなと思っています」と、気持ちを切り替えていた。

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