第2節の対戦で、開幕3連勝の千葉ジェッツを止めた京都ハンナリーズ。今度はホームで、東地区2位につける千葉に立ちはだかることができるか。
その千葉戦に向けて、大阪エヴェッサに連勝したことは良い弾みになるはずだ。1戦目はすべてのクォーターでリードを奪う快勝。14得点3スティールの伊藤達哉に加え、晴山ケビンが移籍後最長となる20分弱の出場で3ポイント5本を含む17得点で貢献した。2戦目は第4クォーターに30得点を挙げて大阪をかわした。この試合も伊藤が15得点7リバウンド5スティールと、いずれもキャリアハイの数字を残している。
一方の千葉は、連勝すれば1勝差に迫るアルバルク東京との直接対決で1勝1敗に終わった。1戦目は得点が今季最多の95点、失点が今季2度目の50点台と攻守両面でA東京を圧倒。しかし2戦目は3ポイント11本を含む42得点の富樫勇樹以外がほぼ仕事をさせてもらえず、今季2番目に少ない67得点に抑えこまれた。
前回の対戦では、京都が第4クォーターのディフェンスで勝利を引き寄せた。石井講祐をほぼ完全に封じこめた岡田優介だけでなく、今回は富樫に対する伊藤のディフェンスも大きなカギになりそうだ。
文=吉川哲彦