「バスケを忘れられなかった」、現役復帰を決めた栃木ブレックスの渡邉裕規が今の想いを明かす

復帰への想いを口にした栃木の渡邉 [写真]=B.LEAGUE

 栃木ブレックスが11月24日に渡邉裕規の現役復帰会見を実施し、クラブの公式Facebookでライブ配信を行った。

 渡邉は会見の冒頭で「恥ずかしながら戻ってまいりました。また一から初心に戻ってブレックスでプレーしたいと思います」と照れながらも挨拶。続けて、復帰の経緯について「約5カ月間、バスケットから離れた生活をしていたが、バスケットを忘れられなかった。優勝した快感を引きずっていた」と胸中を明かした。

 渡邉が所属していた昨シーズンはBリーグ初代王者に輝いた栃木だが、今季のリーグ戦では第9節を終えて東地区最下位に沈む。この状況を外から見ていた渡邉は「チームの状況は把握していたが、辞めていたので励ますことしかできなかった」と、複雑な想いを口にしながらも「現時点では選手、監督も変わっているので序盤戦を支えているメンバーたちを尊重したい。お互いに切磋琢磨してチームワーク、理解度を深めてサポートしていきたい」と本格的な復帰へ向けコメントした。

 また、以前まで自身が背負っていた「13」の背番号から「24」に変更が決まった渡邉。「お互い副キャプテンをやっていたトミー(ブレントン)がつけていた番号。(トミーの)パワフルな場面を受け継ぎたいし、ファンの方にも風化してほしくないという想いもあったので背負うことにしました。あと、25番(古川孝敏/現琉球ゴールデンキングス)にしたくなかったのもあります(笑)」と、冗談を交えながら24番を選んだ理由を述べた。

 最後に「まずはバスケットを楽しめるように身体的にも精神的にも戻さないといけない。いつ試合に出るかわからないですが、また新たな姿を見せれるようにかんばりますので、改めてよろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。

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