B1記録の15連勝に王手をかけていたシーホース三河。前節の横浜ビー・コルセアーズ戦、1戦目は後半に得点が伸びず、敗れた開幕戦に次いで今季2番目に少ない66得点。しかし、ディフェンスは56失点としっかり抑えて勝利した。2戦目は第2クォーターに38得点を挙げるなど本来のオフェンスを取り戻し、B1新記録の16連勝を達成。課題が表れても勝ちきり、翌日にはその課題もきっちり修正できるのが三河の強さだ。
その三河、今節は地区首位同士という注目の対決に臨む。東地区首位を走るアルバルク東京は、レバンガ北海道との1戦目に黒星を喫し、今季3敗目。北海道の組織的なオフェンスに翻ろうされ、馬場雄大のキャリアハイとなる22得点も実らなかった。2戦目は第4クォーターの35得点で突き放してリベンジ。北海道のお株を奪うパスワークでアシストは24つを数え、ザック・バランスキーが6本の3ポイントを含む22得点を挙げている。
注目したいのはやはり、比江島慎と田中大貴の対決だ。直近の4試合で比江島はベンチスタート、田中は負傷欠場。しかし、ともに中核を担う日本代表の試合を経てギアは上がっている。今まで以上に見応えのあるマッチアップになるだろう。
文=吉川哲彦