同じ西地区ながら今季初対戦、大阪エヴェッサは新たな布陣で巻き返しを図る

 大阪エヴェッサ京都ハンナリーズから1勝を奪い、現在西地区4位。11月までわずか4勝とあえいでいたが、12月だけで4勝。ケガの影響で誤算となっていたグレッグ・スミスとの契約を解除し、キース・ベンソンを獲得。気持ちも新たに2018年の巻き返しを図る。

 京都戦1戦目の勝利の立役者は、約18分間の出場で23得点をマークした橋本拓哉だ。敗れた2戦目も15得点を記録。最近5試合のうち4試合で2ケタ得点を挙げており、中断期間を挟んだ今節も同等の活躍をすれば、覚醒の時期を迎えたと言っていいだろう。

 大阪のホームに乗り込むのは琉球ゴールデンキングス。前節は、アウェーで連敗した島根スサノオマジックにリベンジを果たした。成功率は決して良くなかったものの、2戦計50本のフリースローを打っているのは後半戦の戦い方にいい影響がありそうだ。

 同じ西地区ながら、今節が今季初対戦。残り4戦のうち3戦が琉球ホームのため、大阪としては負けられないところだ。橋本に加えて、現在4戦連続2ケタ得点とようやく存在感を発揮し始めたデイビッド・ウェアの活躍は欠かせない。特に、チームがリーグ最下位にあえいでいるリバウンドでも奮起して、同4位のリバウンド数を誇る琉球のペースを乱したい。

文=吉川哲彦

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