敵地戦に臨む栃木ブレックス、外国籍選手とのマッチアップが予想される竹内公輔の働き次第

 シーホース三河が前々節の西宮ストークス戦に続いて、前節の新潟アルビレックスBB戦も2戦目で黒星。1戦目で23得点8アシストを挙げた比江島慎が、2戦目の残り13秒で同点に追いつく3ポイントシュートなど計18得点の活躍を見せたが、ダニエル・オルトンがファウルトラブルに陥ったことと、相手のディフェンスにやや苦しみ得点が伸びなかったことが敗戦につながった。これで4節連続で1勝1敗と、やや勢いを失いつつある。未だ中地区首位を快走しているものの、次節と次々節に同地区対決が控えており、今節は星を伸ばしておきたいところだ。

 しかし、その相手は栃木ブレックス。前節はレバンガ北海道に連勝して、ついに東地区最下位を脱出。2戦とも2ケタ得点が5人とオフェンスが機能し、1戦目は32アシストで100得点の圧勝劇を見せ、2戦目も95得点を叩きだした。三河にとっては開幕戦で土をつけられた相手であり、目下7連勝中と勢いある状態で乗りこんでくる厄介な状況だ。

 現在4戦連続で第1クォーターに外国籍選手2人を起用している栃木。今節もその策を継続するのであれば、第2クォーターに外国籍選手とマッチアップするであろう竹内公輔の働きが勝負の分かれ目になりそうだ。

文=吉川哲彦

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