第3節と第16節に対戦し、2勝2敗と星を分け合っている川崎ブレイブサンダースとレバンガ北海道がレギュラーシーズン最後の激突。チャンピオンシップ進出に向けて対戦成績で優位に立つためには、北海道が9点リードしている得失点差も頭に入れておく必要がある。
東地区首位のアルバルク東京を5勝差で追っていた川崎は、前節の直接対決で1戦目を先勝。驚異的な回復で戦列に戻った辻直人がチームに火をつけて第1クォーターで20点ものリードを奪い、最終的に29点差という圧勝劇だった。しかし2戦目はニック・ファジーカスが今季最少の10得点に抑えこまれ、32点差の大敗で1戦目の勝利を帳消しにしてしまった。
北海道もサンロッカーズ渋谷戦は川崎と似た展開だった。1戦目は2ポイントの成功率が7割近くにのぼり、90得点で26点差の快勝。しかし2戦目はSR渋谷のディフェンスを崩せず、わずか63得点で敗れた。1勝1敗で“貯金”はキープしたものの、再び地区最下位に転落している。
過去1節とも北海道が1戦目を取り、2戦目で川崎がリベンジ。どちらにとってもまずは1戦目を取ることだが、前節の戦いぶりを考えると2戦目でさらにハードに戦えるかどうかも重要だ。
文=吉川哲彦