島根スサノオマジックがNBA通算296試合出場のソーントンを獲得、クリッパーズなど3クラブでプレー

2007-08シーズンにはNBAオールルーキーファーストチームに選出されたアル・ソーントン [写真]=Getty Images

 島根スサノオマジックは2月28日、アル・ソーントンとの選手契約締結を発表した。

 スモールフォワードとパワーフォワードを本職とする34歳のソーントンは、フロリダ州立大学卒業後の2007年にドラフト1巡目17位指名でロサンゼルス・クリッパーズに入団。ルーキーイヤーの2007-08シーズンは79試合の出場で1試合平均12.7得点4.5リバウンドを挙げ、オールルーキーファーストチームに選出された。翌シーズンはNBAキャリアハイの1試合平均16.8得点をたたき出し、2009-10シーズンからはワシントン・ウィザーズ、ゴールデンステート・ウォリアーズでもプレー。NBAで過ごした計4シーズンにおいて、296試合に出場して1試合平均11.9得点4.2リバウンド1.2アシストを記録した。

 2012年にアメリカを離れると、プエルトリコ、中国、フィリピン、ベネズエラ、アルゼンチンのクラブを渡り歩き、直近のシーズンでは1試合平均14.4得点4リバウンドをマークした。

 島根加入が決まったソーントンは、クラブの公式HPをとおして「私はこのチームとこのクラブに所属することができて嬉しいです。このような機会に恵まれたことに非常に感謝しています。これからシーズンを通してチームメイトと一緒に戦えることや、またチームとして成長していけることを楽しみにしています」とコメントした。

 また、龍岩正憲球団代表は「アル・ソーントン選手は過去所属したチームにおいて、高い得点力でチーム躍進に貢献してきました。島根スサノオマジックでも活躍してくれるものと確信しています」と評価し、末松勇人ゼネラルマネージャーは「カレッジ通算成績はFG成功率52.8%、3Pシュート成功率45.1%、フリースロー成功率70.1%と高いシュート力を誇り、特に安定感のあるシュート力は現在でも健在です。また年齢と経験を重ねてプロのキャリアが長く、コート内外でもチームに良いカルチャーを与えてくれることを期待しています。これまでのキャリアで怪我をして離脱はあったものの、コンスタントにパフォーマンスができる力は魅力的ですし、現在のBリーグにはあまりいないタイプの選手だと思っています。最後のピースとして、チームにフィットすることは間違いないですが、チームバスケットの精度をあげられるようにこれから終盤戦に向けてチームケミストリーがなされることを信じています」と期待を寄せた。

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