新潟アルビレックスBBは前節、名古屋ダイヤモンドドルフィンズと1勝1敗に終わり、中地区5位のまま。1月に続いて2月も勝率5割で乗りきったが、地区2位を目指すにはここからギアを上げていかなければならない。
名古屋D戦は1戦目で、第1クォーターに大きくリードを許したのが響いて敗戦。ターンオーバーは7個と少なかったが、3ポイントが25本中4本しか成功しなかったのが痛かった。2戦目は27アシストとパスワークが冴え、3ポイントの成功率も上昇して91得点の快勝。14スティールとディフェンス面も収穫があった。
アルバルク東京は千葉ジェッツに1戦目で勝利したが、2戦目は第2クォーターに相手の勢いにのまれて敗戦。1戦目で5本のダンクを炸裂させたアレックス・カークを、2戦目は上手く守られてしまった。田中大貴も1戦目で9個を数えたアシストが2戦目は4個止まり。その他の選手がもう少しカバーしたいところだ。
第2節での対戦は、延長にもつれこんだ2戦目で新潟がオースティン・ダフォーの決勝点で激戦を制した。ラモント・ハミルトン加入後は出場時間を減らしているダフォーが、再び存在感を示して東地区首位のA東京を破る原動力となれるか。
文=吉川哲彦