14得点の活躍もチームは敗れて6連敗、ベンドラメ礼生「競り勝つ力をつけることが大事」

11日のA東京戦で8試合ぶりのスタメン出場を果たしたSR渋谷のベンドラメ[写真]=B.LEAGUE

 3月11日、アリーナ立川立飛でB1リーグ第22節第2戦のアルバルク東京vsサンロッカーズ渋谷が行われた。

 前日の試合で、2回のアンスポーツマンライク・ファウルを宣せられ出場停止となった長谷川智也に代わり、この日はベンドラメ礼生が8試合ぶりにスターティングファイブに名を連ねた。立ちあがりに課題を残した第1戦の反省を踏まえて臨んだSR渋谷だったが、この日も開始早々から7点のビハインド。その後はロバート・サクレの連続得点などで食い下がるものの、点差は縮まらず28-38で前半を終えた。第3クォーターでは、ベンドラメのスティールからのファストブレイクを糸口に反撃。一時2点差まで迫り、その後も積極的なチームディフェンスで逆転のチャンスを伺ったが、一度も追いつくことなく67-75で悔しい2連敗となった。

 試合をとおして両チーム最長となる約33分間のプレータイムを得て、チーム2位の計14得点をマークしたベンドラメ。試合後の会見では「やはり出だしの流れ。昨日も課題に挙がっていたスタメンの入りが大事だったが、そこはミスがあり反省するところ。自分としては、前半から積極的にリングに向かう姿勢をチームにアピールしていくべきだった」と悔しさをにじませた。

 もっとも、A東京を75得点に抑えたチームのディフェンスには、それなりの手応えを感じている。「ディフェンスは悪くないが勝ちきれない。何かを変えるのではなくて、これをもっとハードにやっていきたい。特にチャンピオンシップでは今日のような試合が多くなると思うので、東地区の強い相手とやって競り勝つ力をつけることが大事だと思っている」

  現在、チームは6連敗で東地区5位。シーズンをとおしてベストシックスマン賞に選ばれてもおかしくない活躍を続ける24歳が、SR渋谷をチャンピオンシップに導く原動力となることは間違いない。

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