日本バスケットボール協会(JBA)は3月18日、都内で臨時評議会を開催し、今年の6月で任期が切れる三屋裕子会長の再任内定を議決した。正式に会長再任が決まるのは6月の評議会と臨時理事会を経てからとなっている。
臨時評議会に出席したパトリック・バウマン国際バスケットボール連盟(FIBA)事務総長に「会長をはじめとする理事会のメンバーが素晴らしい活躍をしてきた」とお墨付きをもらった三屋会長。JAPAN 2024 TASKFORCEのメンバーであり、協会会長の選考委員を務める境田正樹JBA監事からは「全会一致で次期会長に推すことが決まった。FIBAのセントラルボードの一員であることも心強い」と、三屋会長の手腕を評価した。
三屋会長は「これまでの2年間で準備してきた施策が4月からどんどんスタートする。各都道府県協会にも無理にお願いしてきたことも、その2年でさらに進めていきたい」と抱負を語るとともに、強い決意をにじませた。「東京五輪出場に向けては、FIBAと向き合って指導を仰ぐつもり。何が足りないか、何をすべきかをコミュニケーションを取っていきたい」と、開催国枠獲得に意欲を示すとともに、次期任期中においての大命題となるだろう。
文=入江美紀雄