2017.12.12

【W杯2023年の予選ラウンド開催決定】琉球の木村達郎社長「皆さんと一緒に沖縄の未来へ向かって歩んでいきましょう」

(写真左から)日越延利 氏(沖縄県協会専務理事)、田中道博氏(JBA専務理事/事務総長)、木村達郎氏(琉球ゴールデンキングス代表取締役社長)[写真]=JBA
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12月11日、沖縄県那覇市にある沖縄県庁にて、「FIBA バスケットボール ワールドカップ2023」の予選ラウンド開催決定に関する記者会見が行われた。

2023年9月に開催予定の同大会は、32か国が出場し、予選ラウンドをフィリピン、日本(沖縄市)、インドネシアによる3か国で開催され、決勝トーナメントはフィリピンのマニラで行われることとなる。

この日の会見には田中道博氏(公益財団法人日本バスケットボール協会 専務理事/事務総長)、日越延利氏(一般財団法人沖縄県バスケットボール協会 専務理事)、木村達郎氏(琉球ゴールデンキングス【沖縄バスケットボール株式会社】 代表取締役社長)が登壇した。

会見で日越氏は「まずはご尽力いただいた方々に感謝します。もともと沖縄はバスケットボールの盛んな地域ですが、関係者だけでなく、ファンを含めたバスケットの仲間たちがこれまで積み重ねてきたことの一つの結果だと思います。今回の開催地決定はJBAだけでなく、世界が沖縄を指名してくれたということですので、本当にうれしく思っております。一方で、開催が決まり、大変なことだなぁと思う面もあり、ここからがスタートなんだという気持ちもあります。私たち沖縄県協会としましても、これから先、JBAやFIBAはもちろんのこと、沖縄市や沖縄県ともコミュニケーションを図りながら、全面的に協力していきたいと思っています」とコメントを残している。

木村氏は今回の開催地決定について「まずは招致にご尽力いただいた関係者の皆さんに感謝したいと思います。沖縄がバスケットボールが盛んというのはもちろんですが、今回の招致成功について、私はバスケットボールだけの話とは思っていません。私たち琉球ゴールデンキングスは、単なるバスケットボールクラブということではなく、皆さんとともに沖縄の未来を作っていきたいと思い、日々活動を続けています。沖縄からバスケットボールと沖縄の魅力を日本中、そして世界に発信していくことを目標に掲げており、それはクラブの設立当初から変わらない理念です。まだまだ皆さんも実感はないかもしれないが、沖縄の皆さんが琉球ゴールデンキングスを支えてくださり、沖 縄を元気にしてくれたことが、間接的にではありますが、今回の招致成功にもつながっているのだと思います。これからは、沖縄の皆さんの力で大会を成功に導けるように、私たちも頑張っていきたいと考えています。琉球ゴールデンキングスと県民の皆さんで、一緒に沖縄の未来へ向かって歩んでいきましょう」と話している。

なお、公益財団法人日本バスケットボール協会 会長の三屋裕子氏は以下のコメントを寄せている。

「本年1月18日、開催を目指すフィリピン、インドネシアとタッグを組み、ワールドカップ 2023 の予選ラウンド開催地として立候補してから約1年、開催都市である沖縄市ならびに沖縄県、沖縄県バスケットボール協会とともに招致活動を続けてきた結果、招致成功という最高の結果に至りましたことは大変な喜びであり、また、ご尽力いただきました多くの関係者の皆様に心より感謝いたします。沖縄市、そして沖縄県は、全国的に見てもバスケットボールへの関心が特に高い地域です。琉球ゴールデンキングスは地元の方々に愛され、多くの観衆を集めています。今回の招致成功の大きな要因の一つが、2020年に沖縄市に竣工予定の収容人員1万人規模の新アリーナでしたが、完成後は琉球ゴールデンキングスのホームアリーナとして、また他のスポーツや音楽活動、さらには地域の核となる防災拠点などとしても、このワールドカップ招致成功を機に、新たなアリーナ文化を創出し、その先駆けとして沖縄全体の活性化に大きく寄与することでしょう。その一方で、男子日本代表チームは今、2019年に中国で開催され「FIBA バスケットボールワールドカップ 2019」のアジア地区1次予選の真っただ中にいます。そして、2020年の東京オリンピックへの出場を目指し、日々努力を重ねていますが、今回の招致成功により、2023年までのビジョンとして日本バスケットボール界の夢のレールをつなぐことができました。応援してくださるファンの皆さま、とりわけ子どもたちにはより身近に感じられる夢や目標として、大きな励みとしていただけるのではないかと、うれしく思います。Bリーグが開幕して2シーズン目となり、男子バスケットボール界は確実に活性化し、盛り上がりを見せています。そこからさらに、オリンピックやワールドカップなど、国際舞台における日本代表チームの活躍があれば、その良 いサイクルをますます加速させることができるはずです。そのためにも、男子日本代表チームの2019年ワールドカップ、そして2020年東京オリンピックへの出場は必達事項として、より一層気を引き締めて来年の2月と6月、そしてそれ以降のワールドカップ アジア地区予選に臨みます。2023年までの6年間は、日本バスケットボール界にとって発展の道です。JBAが掲げる「バスケットボールで日本を元気にします」のスローガンの下、着実に前進し続けていくことをお約束いたします。今後とも、皆さま方のご理解とご支援を賜りますよう、お願いいたします」。

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