3月17日、船橋アリーナで行われたB1リーグ第23節第1戦の千葉ジェッツvs栃木ブレックス。試合は、アウェイの栃木が試合終了残り4分11秒時点にあった12点ビハインドを跳ね返し、73-71で制した。
田臥勇太とともにチームの支柱であるライアン・ロシターは、この試合で17得点17リバウンドの“ダブルダブル”に加え5アシストをマーク。特に試合の終盤では、バスケットカウントやスティールなど、攻守にわたりアグレッシブな活躍を見せた。試合後の会見では「第4クォーターで開けられてしまった状況の中でも、みんながしっかり自分たちのやるべきことをやるということに集中できた」と話し、「自分たちからディフェンスでアグレッシブに仕掛けるという意識で、こちらのペースでゲームを進めることができたのが勝利につながった」と勝因を述べた。
また、「チーム全体でのケミストリーだったり、競っている時間帯でいかにチームとして戦えるかというところが、シーズン終盤に差しかかるにあたってとても重要になると思う」とも語ったロシター。これはキャプテンの田臥も同様のことを語っており、チーム全体の共通意識としてしっかりと共有されていることもうかがわせる。
チームは18日の第2戦で敗れたものの、同節終了時点で東地区第4位。ワイルドカード争いでもチャンピオンシップ出場圏内の2位につけている。栃木がBリーグ連覇を成し遂げるには、5シーズン目を迎える大黒柱の活躍が不可欠だ。