ファウルをもぎ取り決勝点をマーク、栃木ブレックスの喜多川修平「必死にゴールに向かった」

17日の千葉戦で、試合を決めるフリースローを沈めた喜多川[写真]=B.LEAGUE

 3月17日、B1リーグ第23節第1戦の千葉ジェッツvs栃木ブレックスが船橋アリーナで行われた。試合は、56-68で迎えた第4クォーター残り4分から猛追を見せた栃木に軍配。決勝点は、喜多川修平のフリースローだった。

 71-71で迎えた試合終了残り6秒、千葉の富樫勇樹が勝ち越しを狙った3ポイントがゴールに嫌われる。同4秒、リバウンドを取った喜多川は「タイムを見て、まだ自分が運んでいけばチャンスはあると思って、必死にゴールに向かった」とそのままアタック。富樫がたまらず手を出しフリースローを獲得すると、この2本を冷静に沈め栃木に勝利をもたらした。

 この逆転勝利を振り返った喜多川は、「自分たちのミスから走られたり苦しい時間もあった。でも誰一人諦めてなくて、ディフェンスも機能しましたし、ルーズボールもみんなで意識してやれたことが(勝利に)つながった」と話し、「自分たちが立ち向かう立場で、我慢して逆転できたことは自信になる」とチーム力の成長を実感。今後の戦いに向けては「厳しい試合が続くんですけど、本当にしっかり前だけを見てやっていきたい」と力をこめた。

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