3月は連敗スタートだったものの、その後は4連勝中のアルバルク東京。しかし、東地区同士の対戦が7試合続く今節からその真価が問われる。まずは、今季2勝2敗と苦しめられているレバンガ北海道と決着をつける舞台に臨む。
西宮ストークスとの1戦目は得点を量産し、96-72と24点差をつける大勝。4人が2ケタ得点を挙げたほか、3人が9得点と的を絞らせないオフェンスを披露した。2戦目はアレックス・カークが17試合ぶりに1ケタ得点に終わったが、相手を51得点に抑えこんで28点差をつけた。最近3節はいずれも1戦目に得点が伸び、2戦目は得点力がダウンしているものの失点も抑えている。
北海道は富山グラウジーズとの1戦目で大量98失点、それも後半だけで60失点を喫して敗戦。ついに“借金”生活に突入してしまったが、2戦目にディフェンスを立て直して勝率を5割に戻した。第22節第1戦に14アシストのB1記録に並んだ多嶋朝飛は、この試合でも13アシストをマークしている。
今季の対戦はいずれも北海道が先勝し、A東京が2戦目にディフェンスの強度を上げて取り返している。北海道としてはまず1戦目を取った上で、2戦目に相手のディフェンスを突破できるかだ。
文=吉川哲彦