崖っぷちに立たされた島根スサノオマジック、劣勢をはね返し大阪エヴェッサから2勝を奪いたい

 島根スサノオマジックが長いトンネルの出口にようやくたどり着いた。西宮ストークスとの1戦目、第4クォーターにオフェンスが34得点の爆発。ジーノ・ポマーレアル・ソーントンジョシュ・スコットの穴を埋め、日本人選手も3人が2ケタ得点を挙げた。2戦目はうまくアジャストされてロースコアで敗れたが、2戦を通じて岡本飛竜の躍動も光り、残り試合に向けて良い手応えをつかんだことは間違いない。

 大阪エヴェッサも、新潟アルビレックスBBに連勝して連敗を5で食い止めた。1戦目は第2クォーターにわずか7得点に沈んでリードを許したが、第4クォーターに27得点で挽回。橋本拓哉が16得点に加えて7リバウンド3ブロックと攻守にハッスルを見せた。2戦目は107得点で圧倒。熊谷尚也木下博之が計9本の3ポイントを炸裂させている。

 島根は今節1つでも敗れた時点で残留プレーオフ出場が決定。その残留プレーオフでは大阪と対戦する可能性もあることを考えると、今季1勝3敗の劣勢をはね返し、ここで嫌なイメージを相手に植えつけておきたいところ。ディフェンス力のあるチームに弱い大阪に対しては、やはり強度の高いディフェンスで対抗しなければならない。

文=吉川哲彦

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