千葉ジェッツは勝てば地区制覇、 川崎ブレイブサンダースは“帰化選手”ファジーカスの強みを活かせるか

 東地区制覇へ着実に歩みを進めている千葉ジェッツも、前節は相性のいいレバンガ北海道にやや苦しめられた。1戦目はクォーターごとにペースを奪い合う浮き沈みの激しい展開となり、14点リードで迎えた第4クォーターに大量失点を喫し、最終的に3点差という辛勝。2戦目は立ちあがりで得たリードをなかなか広げられず、最後の10分間でようやく突き放した。ただ、連勝したことでアルバルク東京に3勝差をつけ、地区優勝へのマジックナンバーは「1」。そして、西村文男が復帰したことは何よりの収穫だ。

 川崎ブレイブサンダースは、レギュラーシーズンホーム最終節となった京都ハンナリーズ戦を2試合とも接戦に持ちこまれながらも連勝で飾った。1戦目で篠山竜青が負傷退場するアクシデントに見舞われたが、藤井祐眞がカバー。篠山を欠いた2戦目では、長谷川技が9試合ぶりに2ケタ得点を挙げて貢献した。

 川崎は2勝差のA東京に追いつけば、「B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18」を再びホームで戦うことができる。また、チャンピオンシップでも激突する可能性のある千葉には今季の対戦成績で2勝3敗と先行されており、いいイメージを持つためにも勝っておきたい。今節からニック・ファジーカスが帰化選手登録に切り替わると見られ、その強みを活かしたいところだ。

文=吉川哲彦

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