Bリーグ、入場者数が昨季比12%増加…大河チェアマン「持続的成長の第一歩を示せた」

取材に応じたBリーグの大河正明チェアマン [写真]=B.LEAGUE(写真は7日のもの)

 5月9日、都内でBリーグ大河正明チェアマンのメディア向け取材が行われた。

 7日にBリーグ2017-18レギュラーシーズンの全1080試合が終了し、平均入場者数は昨季の1989人から2223人まで約12パーセント増加。大河チェアマンは「プロ野球でもJリーグでも、前年に比べて12パーセントも増えることはないと思います。2年目で鮮度が落ちて、減るかもしれないと思った中で12パーセントも増えて、持続的成長の第一歩を示せました。各チームのがんばりも含めて良かったと思います』と総括し、平均入場者数が33.9パーセントと大幅に増えたレバンガ北海道の躍進を「チームの財政が良くなって、お客さんもたくさん来ました。どこが一番がんばったかと言われれば、北海道じゃないかなと思います」と評価した。

 続けて、6月1日に大田区総合体育館で「B.LEAGUE TRYOUT 2018」を実施すると発表。2019年3月31日において満30歳以下の男子を対象としており、自由交渉リスト入りした選手などにとっては2018-19シーズンに向けた挑戦の機会となっている。今回のトライアウトではNBAのドラフトコンバインを参考に、身体能力や運動能力などのデータも測定。大河チェアマンはその狙いを次のように説明した。

「身体能力などがデータ化されることで、どういった選手がプロになれたのかなどのデータを蓄積できます。これから5年、10年、その先もずっとやっていくつもりです。身体能力とプロへの道の因果関係など、データを活用していけるような意味もあります」

 現時点では約40人ほどの応募があるようで、その中にはハーフの選手や海外で活動する日本人選手なども含まれているという。

 なお、トライアウトと同時にプロ志望コーチの参加も募集。2019年3月31日において満20歳以上から満35歳以下で、JBA公認D級コーチライセンス以上を所有している男女を対象としている。

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