契約合意から一転、茨城ロボッツのリカートが現役引退…昨季はチーム最多の平均16.2得点

双方合意の上で途中解除となり、現役引退が決まったリック・リカート[写真]=B.LEAGUE

 茨城ロボッツは6月30日、今シーズンにおける選手契約が合意に達していたリック・リカートの現役引退を発表した。

 現在35歳のリカートは、211センチ107キロのセンタープレーヤー。2011年に当時bjリーグ所属の京都ハンナリーズに入団すると、翌年からは大阪エヴェッサ、和歌山トライアンズ、千葉ジェッツでプレーした経歴を持つ。茨城には2016-17シーズンから所属し、昨季は全60試合に出場してチームトップの974得点(1試合平均16.2得点)576リバウンド(同9.6リバウンド)をマークした。

 リカートの引退について茨城は「2016年より3シーズン契約を締結しており、すでに2018-19シーズンの契約継続合意も発表しておりましたが、リカート選手本人より『2017-18シーズンをもって現役選手を引退したい』という申し出がありました。その後協議を重ねましたが、本人の意向を尊重して引退の申し出を受諾し、双方合意の上契約を途中解除することとなりました」と公式HPをとおして発表。

 15年間のキャリアに幕を閉じる決断をしたリカートは「これまでの月日に感謝するとともに、成し遂げたこと、私を形作ったそれぞれのシーズン、そしてこれまでのすべての日々を、引退後にも心に留めておこうと思います。茨城ロボッツはこれからも成功し続けるでしょうし、今後も私はロボッツの組織をサポートしていくつもりです。チームの基礎を作る大切な役割を、当初から数年に渡り担うことができたことに感謝しています」とメッセージを送った。

 なお、茨城は同日、一色翔太山口祐希佐々木瑛の3選手が契約満了に伴い退団することを併せて発表した。

モバイルバージョンを終了