日本を堪能するグリーン「ミッキーからは『日本は良いところだから早く来てほしい』と誘われていたんだ」

短い時間だったが、質問の一つひとつに答えてくれたグリーン[写真]=山口剛生

『Rakuten TV presents NBA Fan Meeting 2018 with Draymond Green』出席のために初来日を果たしたドレイモンド・グリーン(ゴールデンステート・ウォリアーズ)。グリーンはファンとの交流を前にメディア対応を行われた。時間は約10分と短いものだったが、グリーンは質問に対して丁寧に答えてくれた。

練習中、カリーと軽くトラッシュトークをやり取りしていると答えたグリーン[写真]=山口剛生


 NBAのコート上ではリーグでも1、2位を争うトラッシュトーカーとしても有名なグリーン。「チームメイトのステフィン・カリーにはどんな言葉で仕掛けますか?」という質問には、「実はステフ(カリー)とは練習中にやり取りをすることがあるんだ」と披露。「あまり汚いことは言わないけど、『シュート打てないだろ』、『プレッシャーに弱いな』なんてことは言っているよ。それも練習の一環としてやっていることさ」とチームのトレーニングの様子を教えてくれた。

 NBAを3度制し、リオデジャネイロオリンピックでは金メダルを獲得しているグリーン。そんな経験を持つグリーンに、NBAと日本との差は何かという質問もあった。この難しい質問に対して、グリーンは以下のように真摯な態度で答えている。

「日本のバスケは非常に成長していると感じている。昨年、大学(ミシガン州立大学)の後輩で友人のブランデン・ドーソンがBリーグ(サンロッカーズ渋谷)でプレーしたんだけど、そういうことも素晴らしいことだ。NBAは長い歴史があるので先を進んでいると言えるけど、日本も前進しているのも事実。バスケはグローバルなスポーツなので、アメリカだけでなく、アジアやヨーロッパでも人気が高い。そして、日本の楽天という企業がチームとのパートナーシップを結んでさらにグローバル化していくことで、その差はだんだん縮まっていくと思う」

NBAの優勝トロフィーをお披露するグリーン[写真]=山口剛生


 昨年、所属するウォリアーズが楽天とパートナーシップを結んだ。「楽天のミッキー(三木谷浩史会長)からは、『日本は良いところだから来てほしい』と前から誘われていた」とグリーン。「周囲からも日本の良さを聞いていたので、こうしてスケジュールの調整がついて、来日できてうれしいと思っている。まだ着いて24時間ぐらいしか経ってないけど、日本独特の文化を楽しみ、何より街がきれいなことに驚いているんだ。周りの人たちも親切で、リスペクトの姿勢を見せてくれている。こんな素晴らしい体験ができて、NBAやミッキーにも感謝している。あと数日だけど日本を楽しむよ」
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