■サンロッカーズ渋谷vsレバンガ北海道(@青山学院記念館)
第1戦:10月13日18時5分~、第2戦:10月14日14時5分~
敵地での開幕節に臨んだサンロッカーズ渋谷。第1戦で71-73、第2戦で79-87と昨シーズン王者のアルバルク東京相手に善戦したが、惜しくも敗れ連敗スタートとなった。2日間とも互いに譲らない好ゲームが繰り広げられた中、一際輝きを放ったのはBリーグデビューを果たしたライアン・ケリーだ。2戦連続でゲームハイの28得点、25得点をマークした27歳は、キャプテンの満原優樹と滋賀レイクスターズから加入したファイサンバがパワーフォワード、そしてロバート・サクレがセンターにいることで、211センチの体格ながらスモールフォワードでプレー。フィジカルプレーだけでなく3ポイントも高確率で沈め、相手の脅威となった。
一方、ホームで開幕を迎えたレバンガ北海道は、大阪エヴェッサ相手に1勝1敗の五分で第1節を終えた。第1戦は前半をわずか25得点に抑えられると、得点もマーク・トラソリーニ、デイビッド・ドブラスに偏り、6点差で敗戦。続く第2戦では計18個のターンオーバーを犯すも、第3クォーターで25-15、第4クォーターは12-9と守備が光って今季初白星を挙げた。
ホーム開幕戦を迎えるSR渋谷は、10日に東京八王子ビートレインズから秋葉真司を獲得しロースターに13名をそろえた。前節いい試合をしただけに是が非でも勝利という結果がほしいところだろう。サクレとケリー、そして成長著しいベンドラメ礼生の3本柱がオフェンスを引っ張り、周りの選手が攻守においてプラスアルファとなる活躍ができれば、自ずと結果はついてくるはずだ。
アウェイに乗りこむ北海道の注目は、司令塔の松島良豪。開幕戦ではベンチスタートながら約28分のプレータイムを得て、11得点8アシストをマークした。第2戦では多嶋朝飛との2ガードで先発出場を果たし約26分間プレー。計7アシストで攻撃を彩った。北海道は松島がコート上の4人に決定的なパスを配給し続けらるかどうかが1つのポイント。両軍とも守備に重点を置いているが、守り合いではなく激しい点取り合戦に期待したい。
文=小沼克年
■ロースター
・SR渋谷(ヘッドコーチ:勝久ジェフリー)
満原優樹
秋葉真司(NEW)
清水太志郎
ファイサンバ(NEW)
ロバート・サクレ
伊藤駿
ベンドラメ礼生
マーカリ・サンダース・フリソン(NEW)
杉浦佑成
長谷川智也
広瀬健太
山内盛久
ライアン・ケリー(NEW)
・北海道(ヘッドコーチ:ジョゼ・ネト)
溝口秀人(NEW)
関野剛平
山本柊輔(NEW)
多嶋朝飛
折茂武彦
市岡ショーン(NEW)
桜井良太
デイビッド・ドブラス(NEW)
マーク・トラソリーニ
川邉亮平
野口大介
松島良豪